50歳以上のナイスミドル御用達のメンズブランドといえば、ハマクロス411の1階に店舗を構える「パパス」。俳優の大沢たかおや光石研、動物写真家の岩合光昭といった面々がカタログの中で袖を通している、大人の男性によく似合う服の数々がきれいに整頓されて陳列されています。
そんな店内を体現したかのような落ち着いた雰囲気を醸し出しているのは、パパスで20年以上勤務している店長の藤下智成さん。そんな藤下店長に、パパスブランドの魅力や今年のオススメアイテムなどを教えていただきました。
『パパス』という名前の由来はヘミングウェイの“パパ”という愛称。会社を立ち上げる時に当時のデザイナーがヘミングウェイの生き方に共感を得て名付けたそうです。ブランドの特徴としては時代に流されないベーシックな魅力を発信しながら、遊び心を忘れない大人の男性の服を提供しています。
パパスの主なお客様は50~60代の男性。落ち着いた年齢の方々に気持ちよく商品を選んでいただけるよう、ディスプレイは整頓していますね。メイドインジャパンで生地にもこだわっていますので、ブランドに負けないようなショップづくりを心がけています。
はい。紳士向けのブランドですので、若いころはよくわからないまま着ていました(笑)。そんな中、お客様に接する中で、そのコーディネイトを手本にして自分なりの着方を身に着けていったような感じですね。
元々、長崎のパパスは浜町の路面店でした。そこからアミュプラザに移って、今はハマクロスにお店を構えているわけですが、20年以上通ってくださるお客様もいらっしゃいます。時には20数年前の服をまだ持っているんです、と持参される方もいて、これまで築いた信頼関係を大事にしてくださっているんだなと実感しますね。
これまで人気だった細身のシルエットからゆったり目のものにシフトしてきています。トレンドとして色々な見方があると思うのですが、今年はアースカラーが主流になってきている感じですね。あとはメンズブランド全般の動きとしてニット系を取り入れて重ね着でオシャレを意識なさると良いと思います。
やっぱりコーデュロイ。先ほど秋冬のトレンドでニット系が注目されているとお話ししましたが、コーデュロイのパンツにニットのカーディガンを組み合わせた秋の定番のようなコーディネイトがいいですよね。
デザイナー荒牧太郎が手掛ける婦人ブランド「マドモアゼルノンノン」と紳士ブランド「パパス」を楽しんでいただける独自の空間でご紹介。アロハシャツからスーツまで、様々なシーンのアイテムをご用意。品質の良さ、着心地の良さも追求しております。